この記事では『成瀬は信じた道を行く』のあらすじを紹介し、一部ネタバレを含みながら感想を書いていきます。
『成瀬は信じた道を行く』は本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続編です。
前作の『成瀬は天下を取りにいく』では、誰にも縛られずに自由に生きる主人公成瀬あかりに、励まされる読者が多くいました。
『成瀬は信じた道を行く』は自分の行動に自信を持てない、夢や目標に向かって行動する勇気がほしい、こんな方にぜひ読んでもらいたい作品です。
今回は「成瀬は信じた道を行くのネタバレあらすじ感想まとめ」と題してお伝えしていきます。
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成瀬は信じた道を行くの作品概要
『成瀬は信じた道を行く』は宮島未奈(みやじま・みな)著の小説です。
| 書名 | 成瀬は信じた道を行く |
| 著者 | 宮島未奈 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2024/1/24 |
| 単行本 ページ数 | 208ページ |
| Amazon Audible 再生時間 | 4時間53分 |
『成瀬は信じた道を行く』は本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続編です。



本屋大賞は、書店員の投票のみで選ばれる賞だよ!
成瀬は信じた道を行くのあらすじ
『成瀬は信じた道を行く』のあらすじは以下の小テーマで分かれています。
- ときめきっ子タイム
- 成瀬慶彦の憂鬱
- やめたいクレーマー
- コンビーフはうまい
- 探さないでください
それでは小テーマごとにあらすじを解説していきます。
ときめきっ子タイム
【ときめきっ子タイム】は小学4年生の「北川みらい」の話。
「ときめきっ子タイム」とはときめき地区で活動している人を紹介する授業である。
北川みらいは成瀬あかりの熱烈なファン。
この時成瀬あかりは高校生で、ときめき地区でパトロールをしたり、「ぜぜから」として地域のイベントに参加したりしている。
そこで北川みらいは「ときめきっこタイム」で成瀬あかりを紹介することに決めた。
北川みらいは成瀬あかりと同じ小学校だったので、校長先生に成瀬あかりについて聞いた。
そしたら振り込め詐欺を防いだとか、ひったくり犯を捕まえたなどの成瀬あかりの小学生時代のエピソードを聞き、さらに成瀬あかりに対するリスペクトが高まる。
次に、成瀬あかり本人に取材する。
「一度聞いた名前は覚える」、「京都大学に行く」など成瀬あかりのことを知った。
北川みらいは成瀬あかりの見ている世界を見てみたいと思い、成瀬あかりに弟子入する。
成瀬慶彦の憂鬱
【成瀬慶彦の憂鬱】は成瀬あかりの父、「成瀬慶彦(なるせ・よしひこ)」の話。
慶彦は娘である成瀬あかりとずっと一緒に暮らしたいという親バカな心がある。
しかしそんな思いとは裏腹に、あかりが不動産を探し一人暮らしする準備をしている所を目撃してしまった。
あかりが京都大学に進学したら家から約2時間かかってしまうので、「一人暮らしは当然か」と思い寂しくなる。
この章では一般的な父が娘を思う気持ちが書かれている。
だが、成瀬あかりは異端児であるので、受験で知り合ったyoutuberを家に招くなど、想定外の行動をして慶彦を困惑させていく。
やめたいクレーマー
【やめたいクレーマー】は近所のスーパーのクレーマー呉間言実(くれま・ことみ)の話。
呉間はクレームをやめたいと思っているがやめられない悩みを抱えていた。
そんな呉間がクレームを入れているスーパーでは、成瀬あかりがバイトをしていた。
ある日呉間は成瀬あかりと遭遇する。
成瀬あかりに「いつも呉間がするクレームは具体的な指摘だから役に立っている」と感謝される。
加えて万引き犯を捕まえるのに協力してほしいと提案された。
しかし断固拒否した。
ある時偶然、万引き犯を見つけてしまい、万引き犯を捕まえることに貢献する。
コンビーフはうまい
【コンビーフはうまい】は成瀬あかりと篠原かれんの琵琶湖観光大使の話。
成瀬あかりと篠原かれんは観光大使ー1グランプリに出場する。
観光大使-1グランプリに出場するまでの過程で、篠原かれんは自分の人生の目標を見失う。
しかし、成瀬のやりたいことや目標を聞くことで自分の価値観が確立されていく。
篠原かれんは成瀬と関わることが自分を見つめ直すきっかけとなり成長していく。
探さないでください
【探さないでください】は大晦日の朝、成瀬あかりが「探さないでください」というメッセージを残して外出し、家族や友人などを巻き込んで騒動になる話。
成瀬慶彦、島崎みゆき、北川みらい、篠原かれんの4人で成瀬あかりを探しに行く。
その途中、北川みらいと篠原かれんが成瀬あかりと仲を深めていることを知り、島崎みゆきの心に嫉妬心が募っていく。
嫉妬心が募る理由は、島崎みゆきは高校までは成瀬あかりと同じマンションに住んでいてよく遊んでいたが、最近は東京に引っ越してなかなか会えていない状況で、自分の存在価値が成瀬あかりの中で薄れているのではないかと思ったからである。
しかし、成瀬あかりが自分にあうために東京に出かけていたことを知ると、島崎みゆきは情けなさを感じた。
この騒動を通じて、島崎みゆきが成瀬あかりの存在の大きさと、友情の深さに気づいていく。
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成瀬は信じた道を行くのネタバレ
『成瀬は信じた道を行く』のネタバレは以下です。
ここから一部ネタバレを含みますのでご注意ください。
『成瀬は信じた道を行く』の見どころは主人公成瀬あかりの無意識な言動で、周りの人間を勇気づけていく所です。
『成瀬は信じた道を行く』の中で勇気づけられた人物は3人います。
- 北川みらい
- 呉間言実
- 篠原かれん
北川みらい
「ときめきっ子タイム」という授業で、北川みらいが大ファンだということで成瀬あかりと島崎みゆきが結成している「ぜぜから」を紹介することになった。
ある日の放課後、北川みらいの友達のゆめちゃんが「ぜぜから」をバカにしている発言を耳にしてしまう。
そのため、友達に裏切られた気分になり落ち込んでしまう。
その日の帰り道、「ぜぜから」の島崎みゆきに会う。
島崎みゆきに「ぜぜから」をバカにされたこと、友達に裏切られた気持ちになっていることを話す。
そして島崎みゆきから、成瀬あかりは小学校のときはいじめられていたけど、成瀬は成瀬だったというエピソードを聞いた。
北川みらいは成瀬あかりの強さに感動し、成瀬あかりのように自分を信じて行動するようになった。



自分の憧れている人の逆境に打ち勝つエピソードを聞いたら、勇気出るよね!
呉間言実
呉間は自分がイライラするとクレームを入れてしまうクセがあった。
だが、クレームをしてしまうことは悩みでもあった。
しかし、成瀬に「呉間のクレームは具体的で役に立つ」と伝えられたことや、万引き犯を捕まえるのに貢献できたことで自分のクレームは役に立っていると気づく。
今後はスーパーのサービス向上に協力するために、もっと役に立つ情報を与えようと決意した。



自分の中でクレームという意識ではなく、サービス向上のために協力するという意識に変わったんだね!
篠原かれん
篠原かれんは祖母、母に続いて3代連続で琵琶湖観光大使になっている。
祖母と母はかれんを琵琶湖観光大使にさせるために教育してきた。
そして、かれんもそれに答えるために、頑張って琵琶湖観光大使になった。
ある日祖母と母は、かれんの将来の娘を観光大使にするために、勝手に動いていた。
その取り組みとして、かれんのお見合い相手をセッティングした。
それに対してかれんは「自分の未来は娘を観光大使にするという道で決まっているのか?」と嫌悪感を抱いた。
そして反論をするがきっぱり断れずに終わった。
後日、成瀬に相談したら、「やりたくないことは断るしかないだろう」ときっぱり言われ勇気をもらった。
その後、かれんはお見合いをきっぱり断った。



今まで全部自分で決めて行動してきた成瀬に言われたら、心強いね!
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成瀬は信じた道を行くの感想
成瀬シリーズは、成瀬あかりの行動から勇気をもらえる点が人気の秘訣だと感じました。
成瀬あかりはどんな状況でも、自分の行動は自分で決めます。
その中の行動には観光大使になったり、全国のスタンプラリーを制覇したり、紅白歌合戦に出ようと画策したり常人には真似できないことばかりですが、
「行動すれば自分にもできるんじゃないか?」
と勇気を与えてくれます。
『成瀬を信じた道を行く』は自分の人生は自分で切り開く決意を強くしてくれる作品でした。
成瀬は信じた道を行くのネタバレあらすじ感想まとめ
今回は「成瀬は信じた道を行くのネタバレあらすじ感想まとめ」と題してお伝えしてきました。
成瀬シリーズはやはり、成瀬の行動に勇気づけられるなという感想です。
あらすじは『成瀬は信じた道を行く』の小テーマごとにまとめました。
成瀬あかりに勇気づけられたエピソードを交えて、ネタバレをしています。
この記事では「成瀬あかりの大晦日」、「成瀬あかりの観光大使としての活動」、「成瀬慶彦」など語りきれなかった内容がまだまだあります。
『成瀬は信じた道を行く』は自分の行動に自信を持てない、夢や目標に向かって行動する勇気がほしい、こんな方にぜひ読んでもらいたい作品です。
成瀬あかりに勇気と元気をもらってください。

